01/01/27 続・いざ新宿西口へ
 
 Essayとか言いながら、鉄話ばかり書いているような気もするけど、今日も鉄話です。因みに既にもう一件、鉄話を温めています(タイトルは最初で最後の予定)お許し下さい。
 さて、昨日の金曜日(’01年1月26日)、やっと一週間終わったし、今週も株で損したし、旅行にも行けないし、通勤経路を利用した超小旅行をする事にした。旅行に行く為には、「株の損は株で取り返えせ!」を実行してから?、先程勝負師の友人のHPを覗くと「競馬の損は競馬で取り返せ!」とあった、その気持ち実に解るし、身に凍みる。などと、一人言をぶつぶつ言いながら、どこからともなく歩いて東新宿駅へ到着。
 今日はここから飯田橋までのわずか4駅を乗るつもり。それにしても23時台の都営大江戸線は極端に本数が少ない。特に目的地もないので、飯田橋経由光が丘行きを待つのをすんなり諦め、最初に来た都庁前行きに乗車する。急カーブをグネグネ曲がり一駅で新宿西口駅に到着。なんとなく降りて見ることにした。
 降りてみて気がつく。最終も近いしそろそろ家に帰る事も考えないと、今日はなんとなく都営線だけで家まで帰ろうかなと考えてはいた。筆者が家路に着くには、最後は都営新宿線に乗る必要がある。さて、ここから家路に着くには?飯田橋経由光が丘行きに乗るか、都庁前行きに乗りそこでさらに乗り換えて新宿駅からもう一度乗り換えて都営新宿線に乗るかだ。同じ新宿にあるのにここから、直接都営新宿線には乗り換えられない!、随分と不便なものを作ったもんだ。しかも、時刻表を見ると、「ム?どちらの電車も18分後か、まったく」、なんと、都営大江戸線は23時台には3本しか走っていない。超閑散線区じゃないんだからもう少し考えてほしいものだ。
 結局、同じ都営線どおしの乗り換えに改札口を出なければならないのは、納得いかないものがあるけど、泣く泣く170円切符をここで諦め、あの勝手知ったる新宿の未知の空間である新宿西口駅で下車する。ここから都営新宿線の新宿駅まで歩いて10分もかからない。それにしてもこの駅、不気味なぐらい人通りが少ないこと少ないこと、質の良くないSF的な雰囲気の空間を抜けると、目の前に丸の内線の新宿駅。しかも新宿らしいものすごい人通り、そうそうこれが新宿だよ。
 勝手知ったる新宿、一直線に歩いて都営新宿線の新宿駅に到着。あとは家路にと思ったが、ふと隣を見ると大江戸線の新宿駅がある。せっかくだからここも見ておこう。こちらは同じ都営大江戸線でも開通して既に日が経っているので結構利用者も多い。しかも若干薄汚れている。それにしてもこの駅またしても深い。改札口からエスカレータで、下り、下り、下りと3本乗り継いでやっと都営大江戸線のホームへ。ホームを西へ西へ4、5両分ぐらい歩き、次は長い長い登りのエスカレータで上がり、なぜか都営大江戸線と都営新宿線の間に設置されている改札口もどき(これは、何に使うつもりなんだろう?)を通り抜け、またエスカレータを1本下って、やっと都営新宿線の新宿駅に到着。新宿西口駅ホームから実に7本のエスカレータを乗ったことになる。
 結局これだけ遊んでも、都庁前駅乗り換えより早い電車に乗れたことになる。でももっと冷静になって考えると、さっきの新宿西口駅で飯田橋経由光が丘行きに乗れば森下で一本早い都営新宿線に乗れた事になる、ただ都営新宿線で座れない。日柄もあると思うけど都営新宿線って以前はこんな混んでなかったような気がする。この線岩本町以東の他線との連絡が極めて悪かったのでなおさらその傾向が助長されているのであろうか。
 よく交通事業はスケールメリットが必要とか言われてるけど、期せずしてそれをなんとなく体感することになった次第でした。
 
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