01/05/12 いいのかこれで?
 
 このゴールデンウィーク、筆者もなんとか人並みに旅行に出ることが出来る4連休を頂いたので、天橋立、城崎方面に観光旅行に出ることにした。
01C152FS2x.JPG 無事に天橋立、城崎の観光が終わり帰る日になった。次の目的地大阪へ行くことにする。時間は10時頃である。城崎駅の窓口で大阪へ早く行きたい事、乗車券を東京までほしい事を告げ切符を購入。城崎駅の駅員氏は、「福知山線、大阪経由東京行きの乗車券」と「城崎→福知山間の特急券」を発券してくれた。駅員氏によれば、次の城崎10時30分発のきのさき4号に乗り、福知山から普通電車に乗れば大阪には14時9分に到着し、福知山でその次の特急北近畿を待って乗車するより10数分早く大阪に到着するとのことである。筆者は駅員が大阪への俊足ルートを間違えることはないだろうと考えていたので、ろくろく調べる事もなく言われるままに切符を購入して乗車する。
 きのさき4号車内でちと早い昼食とランチビール。福知山で降りるつもりなので早めに済ませる。最近はどこの地方に行ってもローカルビールがあり非常に楽しい。さて、一様は次の目的地大阪は河内長野(南海高野線)までの最短ルートを確認しておくことにする。おもむろにノートパソコンを鞄から取り出し、電車の経路検索ソフト(駅スパート)で経路検索する。こうすると大阪環状線はおろか南海電鉄の出発時刻まで正確にわかってしまう(実はこのときは南海電鉄の時刻は改正になっていて役に立たなかったのだが)。数年前に分厚い時刻表を片手に全国の鉄道を乗り歩いた時代がうそのようである。
 結果は、あれ?『この、きのさき4号で京都まで出て、京都から新快速に乗り換え、大阪で関空・大和路快速に乗り換え、さらに新今宮で南海高野線の急行に乗車すれば、大阪に13時29分、河内長野14時42分に到着』と出る。うむ、発券してもらった乗車券のルートと全然違うなあ。思案の挙句、乗車券類の問題はお金で解決することにし、この列車で京都まで行くことにする。福知山を過ぎると予想どおり検札氏がやってきた。筆者は車内検札氏に無用の混乱を招かないよう、精算は出来るだけシンプルに行き先を告げることにしている。というのも筆者には以前(これは検札ではなかったが)、不用意に複雑な経路変更を頼んで(筆者はそれほど複雑だとは思っていなかったのだが)、車掌氏を混乱させてしまい、結局よくわからないので着駅で精算してくれと言われた経験があるからだ。ということなので、この列車の行き先である京都までの切符をシンプルに頼む。筆者は出された切符を見て正直驚いた。出されたのは城崎→京都間の特急券(差額清算)だけであったからである。『乗車券はいいのかな?こんな特例乗車あったっけかな』と思いつつも、あまり深く考えないことにする。このあと列車毎に同じ事をしようと思っていたのだが、検札氏にはこれっきり会うことはなく新今宮に到着。
01c153FS2x.JPG 新今宮で精算の為、有人改札へ行くと前の客がなにやらもめている。なんでも野崎(片町線)から210円(京橋まで)の切符で乗り越してここ新今宮まで来たらしい。そしてそのお客さんが精算しょうとすると、駅員氏が京橋からの170円を請求したので揉めているらしい。明らかな駅員氏の間違いである。正確には野崎→新今宮間290円との差額80円の請求が正しい。状況が飲み込めたので後ろから応戦しようとすると、駅員氏は自分の間違えに気が付き?、明らかな不快な表情をしながらお客さんの言うとおりの精算金額を受け取った。しかもこの時、窓口のすぐ奥に別の係員が2人座わり、互いに相談しながら応対しているのにこの失態である。運賃制度に全く明るくない客ならおそらく言われたとおり払ってしまうだろう。さて、筆者の番になった、先ほどの乗車券で乗り越し精算をお願いする。するとその駅員氏は、これは途中下車になりますと言いうやいなや1円の請求もせずに、その乗車券に新今宮の途中下車印を押して筆者を改札から通した。
 これはたまたまの出来事なので、これで全てを判断するのはおかしい。また、一民間企業をホームページのような場で批判することは決して良くない事も重々承知の上であえて言いたい。「最近、某鉄道会社の社員のレベルが下がっている」との指摘が方々で聞かれるが、わずか2時間の間にこう可笑しな対応をあちらこちらで目にしてしまうと、その噂もあながちうそではないのかな?と思ってしまう。人のやることであるから誤りはゼロにはならないが、(筆者の場合はともかくとして)その野崎からのお客様に対してはまず、「大変申し訳ありませんでした、こちらの間違えでございます」と深く謝ってから、対応するべきなのではないであろうか?この企業にはこういった姿勢が基本的に欠けているような気がするのは筆者だけであろうか?
 東京に戻り日常業務である。筆者は社外の打ち合わせが多いので回数券を多用する。常備の回数券が切れたので自動券売機に残りの殆どないオレンジカードと買ったばかりのイオカードをこの順番で投入し回数券を購入した。使い切ったオレンジカードを捨てようとして驚いた。なんとその券売機は回数券の代金を全額イオカードから引いて返却してくれていたからだ。どうもこの問題は相当に根が深そうな気がする今日この頃である。
 
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