スポーツと株価
 
 一見なんの関係もないように見えるこの2者だが、実は大いに関連がある事が知られている。
 アメリカでは、ベテランのファンドマネージャは毎年1月末に行われる、スーパーボウルに注目する。スーパーボウルとはアメリカンフットボウルのワールドシリーズと言えば解りやすいかもしれない(読者の方の中には怒りだす方もいるかもしれない)。アメリカのアメリカンフットボウルのリーグにはAFC(アメリカンフットボウルカンファレンス)とNFC(ナショナルフットボウルカンファレンス)の2つがある。スーパーボウルは、そのそれぞれのリーグの優勝チームが世界一を掛けて争う試合の事である。このスーパーボウルでNFCのチームが勝てば、その年の株式市場は値上がり、AFCのチームが勝った場合には値下がりと決まっているのである。
 ’90年代では’98年’99年を除いてNFCのチームが勝ち続けている。株価もひたすら上昇を続け、この10年でダウ平均株価は10倍近い値上がりを示した。しかし’98年には、大方の予想を破ってAFCのチームが優勝し、既に1万ドルの大台を越えていたダウ平均株価は一時6000ドル台へ急落しバブル崩壊か?などと騒がれた。この指数の的中率は過去100年でなんと89%というから馬鹿に出来ない。もしあなたが、でたらめに100回コインを投げてその裏表を89回言い当てられたら、これは超能力者の仲間入りだ。(もし、思い当たる方がいらっしゃいましたら筆者までご連絡願います。一緒に億万長者になりましょう。)
 近年、日本の株価もダウ平均株価追従などと言われて久しいので、アメリカの株価予測の話も無視できない。しかし、この日本にはアメリカを上回る確率を示すもっとすごい関連を示すスポーツがある。それはプロ野球のセリ−グである。その年、中日が優勝すれば日経平均株価が大相場を示すというものである。そしてその的中率はなんと100%なのである。中日は過去4回の優勝をしている、そのいずれの年も大相場で株を持っている人は例外なく大きな儲けを手に出来る年なのである。
 記憶に新しいところでは、’99年の中日優勝が挙げられる。この年の初め日経平均株価は1万3000円あたりをうろついていた、誰の目にも株価が上がる要素などどこにも無いように思えた。しかしそれは店頭市場からひそかに始まった。半信半疑の中じわじわと上がり続け、誰にも止められなくなっていった。そして春先には店頭市場は15連騰、そしてバブル期の記録をも打ち破る21連騰をみせた(21連騰って一ヶ月以上ずっと上げ続けたってことですよ!)。そしてその投資マネーはついに店頭市場だけでは処理しきれなくなり、2部市場、1部市場の暴騰へと繋がったのである。その結果、’99年末の日経平均株価は2万円にもなったのだ。
 ところで、懸命な読者ならもうお気づきの事と思われるが、この指標には大きな欠点があるのだ。それは中日の優勝が確定的になった時にはすでに、市場で儲けられるチャンスが殆ど終わっているかもしれないのだ。実に残念な指標だ。
 巷では、「巨人が優勝すると株価が上がる」、「自民党が選挙で勝つと株価が上がる」などという事がよく言われています。しかし、これらは調べてみればすぐに解ることですが、まったくのデタラメです。騙されないようにしましょう。
 
Stockへ戻る Homeへ戻る
 
inserted by FC2 system