自分を計るものさし(日系自分平均株価の算出)
自分の投資成績も日経平均のように計れたら?と考えた筆者は、日経平均の算出方法と同じ方法で自分の持ち株の値動きを示す日系自分平均株価の算出を試みることにしました。算出方法については
相場を計るものさしをご参照願います。筆者の株式投資は’98年1月14日から始まっていますので、この日を基準日とします。なお日経平均株価の算出には存在しない次の2つのルールを追加する事としました。
基準日付近の日系自分平均株価とその除数は次の表のとおりになります。
| ’98年1月14日(基準日) | ’98年1月16日 | ’98年1月30日 |
富士銀行(株価) |
580
|
654
|
795
|
(取得株式数) |
1000
|
1000
|
1000
|
大成建設(株価) |
−
|
228
|
228
|
(取得株式数) |
0
|
1000
|
1000
|
単純平均 |
580.00
|
441.00
|
511.50
|
日系自分平均株価 |
580.00
|
654.00
|
758.55
|
除数 |
1.000
|
1.349
|
1.349
|
懸命な読者ならもうお気づきかと思いますが、このインデックス指数、日経平均株価の持つ欠点を助長したようになってしまいました。結局のところこの日系自分平均株価は自分の持ち株の傾向は解るけれども指標としての信憑性が乏しいものになっています。しかし一目で成績が解るというのはやはりインデックス指数のなせる技です。(日系自分平均株価が2倍になっても、私の資産が2倍になった事では決してないことだけは頭の片隅に留めて置いてください。)なお、実際の日経平均株価はその銘柄選定において会社の粒が揃うように工夫されていますので、インデックス指数としての機能は損なわれていないと筆者は考えております。
さて、日系自分平均株価の推移を左に示します。’98年01月14日に580円(除数1.000)で始まった日系自分平均株価は、’04年09月30日には1132円10銭(除数6.760)で’04年の年初来高値を更新しています。しかし実際の収支の方は芳しくなく引き続き目標は、とりあえずは目指せ含み損解消です。困ったもんです。